芸術の秋・・・

こんにちは。

 

朝夕は上着やニットがないと肌寒くなってきました。

秋ですね。

というワケで、今回は「芸術の秋」をテーマにお送りします。

東京ミッドタウンにある「21-21 DESIGN SIGHT」

毎回さまざまな視点の企画展が開催されて、展示が変わるたびに訪れています

安藤忠雄氏設計の建築を見るだけでも値打ちがありますよ

 

現在の展示がこちら 「Material, or

詳しい説明は上の文におまかせするとして

こんな展示や

こんな展示

 

マテリアル=素材 という概念を大きく捉え、あらゆる角度・可能性から解釈してみようという試み

なかなか興味深く、いろんな発見がありました

Material, or」  11月5日まで  火曜休館

 

その脚で向かったのがこちら

六本木ヒルズの傍にある「ペロタン東京

小ぢんまりとした、スタイリッシュなギャラリーです

 

大好きなジャン−フィリップ デロームの作品展が開催されていると聞き

初めておじゃましました

ポツンポツンと展示されたデロームの絵

美しい女性がじーっと見つめていらっしゃいました

デロームの作品としてはめずらしい花の静物画

独特のタッチ 雑であって繊細で・・・いいなぁ

描けそうで描けない。見るたびにちょっぴり嫉妬してしまいます

初期の作品にある、顔や体を大きくデフォルメしたマンガチックな画風から

最近はより写実的(デローム的にはですが)な画風になってきたようです

もちろん題材やテーマによって描き分けしているのだと思いますが

この絵 欲しいなぁ・・・

めずらしくブラックをバックにした肖像画(今回はブラック系のバックが多い)

おなじくブラックの壁に展示されて、とってもステキでした

説明によるとデロームは、この本にインスパイアされたそうです

なるへそっ!

谷崎潤一郎「陰翳礼讃」 1975年著

日本の美は陰翳にこそ存在する、という視点から書かれた名著

あらゆるデザインや芸術を目指す者のバイブルと呼ばれています

私も5年ほど前に読みました・・・すごくおもしろいですよ

解説が吉行淳之介・・・・シブい!

 

最近、再注目されてるようで、ソフトカバーの単行本も出ています

それにしても、デロームがこの本を読んでいたとは・・・

ステキな仕事をするひとって、やっぱり勉強家なんですね

 

ジャン−フィリップ デローム展 ペロタン東京

こちらも11月5日まで

 

近いうちに

国立新美術館で開催中の「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル

も行くつもりです

 

「芸術の秋」

いかがですか・・・

 

10/14      2023          K wrote

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